FX通貨は金利で決まる!これまであった事件から振り返る

FXにおいて為替レートを動かす要因は様々ですが、そのひとつに挙げられるのが「金利」です。

先進国、新興国、またそれぞれの国によって政策金利は異なるので、その金利差を利用して様々な金融商品の売買が行われています。

今回はそんな金利について、様々な事例を踏まえ見ていくことにしましょう。

■そもそも政策金利とは何なのか?

「それぞれの国によって政策金利は異なる」と書きましたが、そもそも政策金利とは一体何なのでしょうか?

政策金利は各国の中央銀行が独自に定める数字のことで、日本の最大の金融機関である中央銀行から、都市銀行や地方銀行がお金を借りるときの金利を指します。
皆さんがどこかからお金を借りるときのことを考えてみれば分かりやすいですが、金利が高ければ高いほどお金は借りにくくなりますよね。

逆に金利が低ければどんどん資金を調達できます。中央銀行は政策金利を調節することで、国の経済のバランスを調節しようとしているのです。
政策金利が低い → 都市銀行の資金調達が容易に → 都市銀行が企業に気軽に資金を貸し出せるようになる という循環が生まれる、という考えになります。

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さて、2008年、アメリカで起きたリーマンショックで世界経済は甚大な被害を受けました。経済を刺激づけるため、多くの国が行ったのが政策金利を下げることによる金融緩和です。ダメージを受けた経済に対し、金融緩和によって市場に流れるマネーの量を増やすことで対応策を打とうと考えたというわけですね。

金融緩和を行えば、基本的にその国の為替・株式は通貨安・株高方向へと向かいます。

さて、一般的に「金利」には政策金利ともうひとつ、「長期金利」というものが存在します。
新聞やニュースなどで「金利」と言われる場合は、この長期金利を指していることが多いです。

長期金利とは何かというと、「新発10年国債」の利回りを指します。10年国債についてですが、ここでは一定の利回りがある金融商品として考えてよいでしょう。
政策金利と長期金利は基本的に連動し、金利が下がると債券価格は上がります。

■各国の金利がFX通貨に及ぼす影響は?

政策金利が国によって違うと、どのようなことが起こるのでしょうか?

投資家たちは当然金利の高い金融商品(FXでは通貨)を買おうとするでしょう。その際に金利の低い通貨を売り、金利が高くなっている通貨を買うのが普通ですよね。

これによって生まれるのが俗にいう 「スワップポイント」です。毎営業日、ニューヨーク市場の引けとなる時間にスワップポイントは付与されます。

日やFX会社等によってスワップポイントは異なるので、気になる方は「スワップポイント 一覧」などと検索してみるとよいでしょう。

通貨ペアにおける金利差が大きければ大きいほど、スワップポイントも大きな値となっていることが分かるかと思います。
外貨預金とは異なり、毎日貰える、というのが重要な点のひとつであると言えるのではないでしょうか。

■金利に関する「バーナンキショック」という事件

政策金利に関する事件として最も印象深いのは 「バーナンキショック」ではないでしょうか。

2013年当時、米FRB議長であったベン・バーナンキ氏が突如、緩和縮小を行うという発言をしたことから起こった全世界株安・債券高のことを指します。
緩和縮小 = 政策金利を下げ止め、上昇に向かわせる = 経済の引き締めを行う という意図があったわけですが、これはアメリカにとっては金融緩和という経済良化のカンフル剤がなくなったことを意味しますよね。

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まとめ

リーマンショック以後、長く続いた緩和政策から脱しようとしている各国ですが、未だそのはっきりとした出口は見つけられておらず、世界的に潜在的リスクが存在する中で、どういった動きをとってくるかは注目されるところ。

バーナンキショックのような市場との対話が上手く出来ていない事態はそうそうは起きないでしょうが、突発的な金融政策の変化は起こり得ることですので、各国の金融会合は欠かさずチェック・考察しておきたいところですね。

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