ユーロは売られ続ける?通貨の動きが分かればFXで勝てる

ドルに加え、世界の基軸通貨のひとつであるユーロ。

EU圏内の国で広く使われている共通通貨であり、ユーロ/ドルは全ての通貨ペアの中でトップの売買量を誇ります。

■ユーロの特徴は?

ユーロはドルに次いで売買高が多い通貨ということもあり、流動性も非常に優れたものです。
そのため短期トレード・長期トレードどちらにおいてもトレンドが発生しやすいのですが、個人的には時間足を見たトレードが分かりやすいかと思います。

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ユーロを使用する国は多く存在しますが、その中でも注目したいのはやはりドイツでしょう。
EU圏内の中ではドイツ・イギリス・フランスが準に大きなGDPを占めていますが、その中でもドイツは他国より抜きんでた存在であると言えます。

他ヨーロッパ諸国に対し、大きな貿易黒字を誇っており、また近年世間を騒がせている難民問題においても強い発言力を持っている国です。
そのためドイツの経済指標はユーロにとっても重要であり、これが発表されるとユーロも動くことが多く見受けられますね。

また、ユーロは多くの国が共通して使える、という性質上、ある国の財政・経済バランスが悪化すると他国も大きな影響を受けてしまう、というデメリットがあります。

例えば2009年から起きたギリシャの財務危機は、大きくユーロ安を引き起こす事態となりました。
ギリシャと言う国自体の経済規模は小さいものの、それから他のEU加盟国に伝播しうるリスクが大きいと考えられたためです。

2015年には国民投票が行われ、あわやEU離脱か、というところまでいったものの、結局は緊縮財政案を受けてEUに留まることが決定。
財務問題の解決はまたまた将来へ先送り、となったわけですが、マーケットを震わせる材料となったことは言うまでもありません。

■ユーロの長期的な展望は

これはユーロに限らず、リーマンショック以後更なる金融緩和を行ってきた国全てに言えることですが、「どうやってテーパリング(緩和縮小)を行っていくか」というのは非常に重要なポイントとなるでしょう。

他国よりいち早く「マイナス金利政策」をとったECB(欧州中央銀行)ですが、その効果が出ているかというと疑問符がつき、その出口はどうするのか、インフレを起こすにはどうするのか、先には暗雲が立ち込めている状況です。

ユーロの展望を考えるには他国通貨の存在を考えることも重要ですね。
いち早く金融引き締めを行おうとしているアメリカでは、2015年12月に利上げを行って以降、次の利上げタイミングを慎重に見計らっています。

先進国の利上げは他国の通貨安を引き起こし、それが株安につながる恐れがあるなど、ある程度の危険性をはらんだものであるため、その時期には注意が必要であると言えるでしょう。

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また、ドイツ銀行の財務問題がうっすらと表面化してきているという報道もあり、これを引き金に大規模なユーロ安が起きるのでは、ということも予期されています。

それに加え、シリア内戦によるヨーロッパへの難民問題は、EU全体の政治バランスを壊しうるような事態となっています。ISやテロにどう立ち向かっていくか、というのは世界万国に共通の課題ですが、ヨーロッパ中心国のドイツの対応が後手後手となっているのもあり、目が離せない状況です。

■通貨の動きを理解するには

さて、ユーロだけでなく、通貨の動きを理解するには、それぞれの通貨の特徴を知ることが大事です。

また、自分なりにトレンドラインを引いてみたり、テクニカル指標を釣ってみたりするなどして、手法の確立を行っていくことも重要であると言えるでしょう。

通貨ペアはそれぞれ異なった性質を持ちますので、初心者の方はまずは相場観察に努めてみることをオススメします。

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