天災でFX通貨はどう動くのか!過去の出来事から確認

FXトレードにおいてリスクを想定して動くことは必要ですが、テロや天災などといった予測不可能な事態も当然存在します。

過去そういったことが起きてきた際に為替市場はどういった反応を示したのでしょうか?
また、我々はそれに対してどういった姿勢で取引に臨んでいくべきなのでしょう?

■天災=リスクの際は、安全通貨に資金が集まることが多い

FXトレーダーの間では、「自然災害や有事の時は安全通貨に資金が集まる」という共通認識を持っています。

例えばテロが起きたときには、その国の経済・企業活動は大きな悪影響を受ける可能性が考えられますよね。そこから株価の下落が想起され株は売られます。

株が売られたことにより生まれたお金はどこに行くかというと、そのテロの影響を受けにくい金融商品に向かいます。円や金、国債などが例として挙げられるでしょう。

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このようにトレードにおいてリスクのある金融商品から、比較的リスクの小さい商品へ資金を移動させることを 「リスクオフ」 (=リスク回避)の動きをする、と言います。逆にそのテロが収束し始めることが分かれば、株価低迷は底を打ち、再び資金が集まってくることが予想されます。これが 「リスクオン」(=リスク選好)です。

このリスクオフ、リスクオンという言葉は多くの場合に使われ、何か悪材料が発表されたときにも用いられることがあります。

お金を使って投資を行っていくうえでは、当然それを減らさず増やしていきたい、というのが万人の持つ考えですから、ケースバイケースでその資金の向かう先を変更していく必要がある、ということですね。

黒い噂では、テロを起こす集団とマネーを動かす集団が共謀して相場と世界情勢を動かしている、というような話もあります。一般人には関係のないことですが、やはり多額の資金が動く市場においてはこういった話も絶えません。

■過去の天災の例を振り返る

さて、我々日本人にとって記憶に深く刻まれている残酷な天災と言えば、2011年3月に起きた東日本大震災が挙げられるのではないでしょうか。

阪神淡路大震災に続き、甚大な被害を引き起こしたこの事件は、当然為替市場、日本株式市場にも大きな影響を与えました。
テレビCMが全て公共広告機構のものになったり、連日続くニュースに日本はこれからどうなるのだろう、という思いを持った人も多かったでしょう。

日本で地震が起きると通常は円を売って他のリスクの低い金融商品(外債や金など)に資金が向かうことが予想されますが、このときはまず円高方向に大きくドル/円は傾きました。
「リスクオフの円買い」という考えが浸透していたのか、保険会社や企業による外貨建て資産の売却があったのか、その真相は不透明ですが、市場は未曾有の大震災を「円買い」と判断したようです。

その後はドル買い円売りが始まり、ドル/円は値を戻しますが、2016年に起きた熊本地震の際も円買いが観測されており、やはり日本で天災が起こった場合はこのような動きとなることが予想されそうですね。

地震を観測したニュースが報道されると瞬間でトレードを行うアルゴリズムも存在しており、その動きに追随して円を買い利益を狙うトレーダーもいるようです。
しかし、こういった震災による値動きをもとに利ざやを狙う、というのは良心に反するような気もしますが…

また、他国におけるリスクオフの事態の例としては戦争やテロが挙げられます。
それが大規模になればなるほど経済状況に与える影響は甚大に、かつ将来は不透明になりますから、ニュースなどには注意を払っておきたいところですね。

■天災に対するリスク管理は?

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地震やテロは予想することがほぼほぼ不可能と言ってよいですが、それが起きたあとにどのような対処をしていくか、ということは出来ますね。

日本で地震があると円買いが起き、復興に貢献する建設会社や地盤解析企業の株が買われる…というケースがありますが、やや不謹慎な気もします。
個人的には更なるリスクが発生するという考えのもと、ポジションを決済しノーポジションで相場を観察するだけにとどめておくのが良いと思いますね。

予想不可能な相場に関してはとにかく様子見、自分のルールに沿ったトレード以外は行わない、というのがFXで生き残っていくうえで重要な考えであると言えるでしょう。

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