円の動きを読んでFXで儲ける!要人は誰?

我々日本人にとって最も馴染みが深い通貨である「円」。
日常で特に意識せず使っているこの円ですが、為替市場においてはどんな役割を果たしているのでしょうか?

今回の記事では日本円と、円が動く原因について見ていきましょう。

■円の特徴

ドル、ユーロに次いで世界で多く取引されている円。IMF(国際通貨基金)の通貨バスケット、SDRにも採用されており、世界的にも信用力のある通貨です。

まず、円の大きな特徴のひとつが「リスクオフ時の資金の回避先」であると言うことでしょう。
世界でテロや天災などが起きた有事の際や、世界的な株安が起きた場合は同時に円が買われることが多いです。

日本は地震大国として知られていますが、大きな地震が起きると同時に円買いが入るアルゴリズムも存在するとされています。

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また、円は日経平均株価と強い相関を持ちますが、日本で発表される指標・数値に影響を受けることは多くありません

GDPや貿易収支などはほぼ「ただの結果」として受け止められます。どちらかと言うと海外、特にアメリカの指標と連動して動くことが多いです。
これは円が動くというよりは他通貨が動くから円もそうなる、というイメージが強いですね。

■円が動く最も大きな国内要因の一つ日銀の金融政策

上で書いたように、海外要因でも当然動くことがあるのが円ですが、国内要因においては日銀の影響が最も大きいと言えるでしょう。
日本はアメリカなどに比べ「市場との対話」がそこまで上手くなく、サプライズ的な政策発表が多いことがポイントです。

2014年10月31日には 「ハロウィーン緩和」と呼ばれる追加緩和策を実施。これは市場が好感し大きな株高、円安を引き起こしました。
そして2016年1月29日には日本で初となる「マイナス金利」導入を発表。予想されなかった緩和策に市場はたじろぎ、株価・為替ともに乱高下しました。

サプライズ的、ということは市場を驚かせて株価を上げる、いわゆるカンフル剤のような働きを持たせようとする意図があるということです。

黒田日銀総裁の就任、そしてアベノミクス当初から言われ続けていた「物価上昇率2%」というインフレ目標は後ずれを重ねていますが、それに対しこれからどういった金融政策をとってくるのかは注目したいところですね。

■要人発言とは? 要人って誰?

また、円が動く他の要因としては「要人発言」があります。
要人発言としては読んで字のごとく、重要な人物の発言を指しますが、その例としては先に挙げた日銀関係者の発言や、金融政策に携わる閣僚などが挙げられるでしょう。

日本で言えば黒田日銀総裁や麻生財務相がその最たる例ですね。

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為替に直接的な影響を与えるのは外債の購入や他通貨の購入などによる「為替直接介入」ですが、要人発言はそれに対し「口先介入」を行うことによって為替レートを適正な水準に導こうとします。

発言だけで為替が動くのか…という疑問を持つ方も多いかとは思いますが、その内容や発言者によっては口先介入も大きな意味を持つことがあり、日本だけでなく、各国中銀の発言には注意が必要です。

■介入は簡単に行えるものではない

口先介入では「場合によっては必要な措置」「為替介入をする可能性もある」といった発言をし、市場にインパクトを与える発言を行うこともありますが、実際に直接介入が行われることは多くありません。一つの国が単独で為替介入を行えば、当然他国通貨にも影響が出るためです。

そのため釘をさす意味で使われるのが口先介入であると言えるでしょう。
例えば円高は日本にとってはデメリットですから、あまりにも円高が加速すると口先介入が行われることがありますが、よほどのことが言われない限り少しの反発で終わり、逆に「戻り売り」となるパターンが多いです。

為替レートを動かす他の要因としては日銀が民間銀行に為替レート水準を聞く「レートチェック」がありますが、これも突発的な動きとしてチャートに動きが見られる現象です。

レート水準を聞いてどうするのか、と思う方も多いかと思いますが、その行動自体にはあまり意味はなく、「為替介入の準備をしている」と思わせるのが目的であると言ってよいでしょう。それにより円高を食い止めよう、というわけです。1ドル100円といった大きな節目でたまに見られることがあります。

こういった介入はほぼ予想出来ないものなので、トレードする側としてはノイズなわけですが、上手くトレンドを掴んで取引を行っていきたいですね。

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